令和7年5月28日付け 事務総長定例会見記録
#事務総長定例会見
備蓄米に関する価格拘束?について
(問) 定例会見のテーマとは関係ないのですが、昨今、米価の高騰に伴って、今、備蓄米、政府備蓄米の放出、売渡しが進められておりますが、その中で、売渡し価格を公表して、さらに小売価格も、「この売り渡し価格なら2000円であろう」とか「5キロ1800円」というふうな形で公言されています。こういうのは、いわゆる再販売価格の拘束とか、その辺を実際、農水省も気にしていらっしゃったのですが、それにひっかかるのか等どうお考えでしょうか。
(事務総長) 農林水産省のほうで、備蓄米の売渡し条件について公表されているということでございますけれども、小売価格につきましては、小売業者が主体的に決定するものであるというふうに承知をしておりまして、本件については、独占禁止法上、問題ではないと考えております。
(問) 特に、売渡し側がこれぐらいというように売渡し価格を示す分には、特に独占禁止法上は問題はないということでしょうか。
(事務総長) そうですね。独占禁止法上の問題の有無につきましては、個別の案件ごとに判断されるということでございますので、一般論として申し上げますが、提示される価格が希望小売価格など、価格を拘束するものではなく、小売業者間での競争が確保されるというものであれば、基本的に独占禁止法上問題のあるものではないと考えています。
(問) これも一般論といえば一般論ですが、農水省さんが、独禁法に引っかからないようにという部分の説明の中で、「文書とかで示すと独禁法に引っかかるかもしれないので、それはしなかった」というふうにおっしゃっていたのですが、文書だから駄目、口頭ならいいとか、そういう話ではなかったと思うのですが、どうなのでしょうか。
(事務総長) そこは、おっしゃるとおりかと思います。提示される価格が希望小売価格なのかどうかといった内容に応じて判断されるということになると思います。
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